文章を上手に見せる簡単なコツ 教育

※はじめに!
あくまでも、「文章を“上手に見せる”」コツであって、「上手な文章を書く」コツではありません!

同じ文末を続けない

「~した。~した」、「~する。~する」と同じ文末を続けるのは可能なかぎり避けましょう。
これを心掛けるだけで、格段に文章が上手に見えます。
というか、これが出来ていないと、物凄く下手に見えてしまいます。
続けても(↑のように)2回までですね。3回以上続けるのは、余程のことがないかぎりNGです。
また、「~する」「~した」を交互に並べるだけでは、やはり下手に見えます。
「~ない」「~だろう」「~していく」や、「歩く」「穿つ」などの「る」「た」で終わらない単語を活用しましょう。
体言止めについては、“とっておき”として安易に使わないことをオススメします。
というのも、体言止めは非常に汎用性が高く、かつ強力です。
どうしても同じ文末が続くのを避けられないという時も、彼に頼めば大抵なんとかしてくれます。
しかし、体言止めだらけの文章というのもやはり下手に見えるので、出来るかぎり温存するのが吉です。

主語は省略する

基本的に、日本語というのは、主語が無ければ無いほど美しい言語です。
主語が無くても意味が通じるのならば、躊躇せず省略してしまいましょう。
逆に、主語を省略できない文が延々と続くようなら、根本的な見直しが必要です。
主語が必要ということは、文脈から主語が読み取れないということ。
見栄えの問題だけでなく、本当に拙い、伝達能力に欠ける悪文である可能性が高いです。
一方で、必要なものまで省いて意味不明な文章になっては本末転倒。
このあたりの匙加減は非常に難しい。書いている本人は、なかなか自分の文章を客観視できませんから。
おいおい簡単なコツじゃないのかよ、と言われそうですが、心の隅に置いておくだけでも見違えます。
そう、「心の隅に置いておく」だけ! ほら、簡単でしょ?(笑)

同じ単語を頻発しない

同じ単語が頻発する文章と言うのは、非常に見苦しく、下手糞に見えます。
  ↑
ほら。とっても見苦しいでしょう?
これを避けるには、まずはとにかく語彙を増やすことですね。
また、困ったことに、人物名のような「他にどうせいっちゅーねん!」という単語でさえ例外ではありません。
これには上記した主語の省略や、「彼」「少年」などの代名詞で対応しましょう。
そうそう。ライトノベルや少年漫画に見られる「二つ名」は、便利だと思います。
「“ザ・名前”太郎」とかなら、「“ザ・名前”は~」「太郎は~」を交互に使えばいいわけですから。

一文を短く

これについてはまあ、語り尽くされている感がありますね。
タイトルから興味を持たれてこの記事を読まれた方には、もう耳タコかもしれませんが、一応。
長い文章ほど複雑になり、わかりにくくなる危険を孕むのは自明でしょう。
一文に多くの単語が含まれるほど、それらの関係性を明解に記述することは困難になります。
文章は出来るかぎり簡潔に、短くまとめることが肝要です。
具体的な数値目標としては、「50字」でしょうか。
この文章中でも何度か守れていないあたり、相当に厳しいノルマですけれど。
一文を短く。
これは最も確実に効果を上げる、文章を上手く見せるための特効薬だと思います。


以上になります。
少しでもこれを読まれた方の参考になれば幸いです。
「そもそも、この記事の文章がすでに下手なんだけど?」と言われないか心配ですが、それでは~。