高卒でも幸せに暮らす方法 教育


大学へ行けば幸せになるのか 

 
 大学に行った人の方が、幸せな人生を送れているでしょうか。

 大卒だからと責任の重いポストや難しい仕事に就けられ、苦しんでいたりしないでしょうか。
 一見楽そうなスーツを着た仕事も、嫌な事は肉体労働以上にあるものです。
 出世、昇進なんて実は簡単なものではありません。責任が重くなり、気が休まらないものです。
 数字に追い掛け回され、売上げ目標を忘れられるのは寝ている時だけ、そうした毎日が退職の日まで続いたりするようです。
 
 一見地味な仕事に就いた高卒の人の方が、実は幸せそうな人生を送れていたりしないでしょうか。
 人生の目的は幸福であって、それは人に勝ったり優れたりすれば手に入ると言うものでは無いのかも知れません。
 
 
 社会に出たら、出身大学など履歴書に書くだけで誰も知らないし気にもしません。
 どちらかというと、仕事が出来ない人が高学歴の時、話題になる事のほうが多い位ではないでしょうか。
 
 こうした事からも高卒で働いても、幸せに暮らせる社会であって欲しいと思うのです。

求人の大卒以上はやめて欲しい


 2017年末人手不足もあり、久し振りに高卒採用が注目されていると言う記事がありました。
 そもそもそんなに大学に行く必要があるのか、疑問だった人も多いのではないのでしょうか。
 求人の大卒以上と言う項目は無くして欲しいと思っています。
 そうすれば、親の負担軽減やいくつかの効果がある思います。
 

子供に大学に行って欲しくない

 
 せっかく高校で部活と勉強、自転車通学で頑張って鍛えられたのに、大学でだらけた生活を送ることは人生にマイナスで、正直大学に行ってほしくないと思います。

 また、大学は成績上位の1,2割の人数分あれば、十分ではないかと個人的には思っています。結局国公立大学以外は儲けの為に、学生を集めたいだけでしょう。
 確かに、文化や教養のレベルが多少上がっているのかも知れませんが、大学の四年間の時間と費用は、社会的に莫大な無駄が生じているように思えてなりません。特に一人住まいをさせて大学に行かせるとその費用は莫大です。
 
 
 親である一般のサラリーマンでは小遣い制となっているので、後輩に奢ったり、付き合い、と言った事がほとんど出来なくなっていると思います。同僚を誘うのにも、気を使ってしまう事があり、それも私は悔しく感じるのです。
 
 また、親世代もそうした部下に奢ったり人付き合いを大切にした方が、結果的に自分の年収も上がるような気がするのですが。 
 

大卒の収入が高いのは本当か


 そして、就職して大卒の給料が高いとしても、その四年間の生活費を含めた総費用やそれまでの塾代予備校費などの教育費を引けば差はあまり無くなるのではないでしょうか。
 まして大卒で小企業へ就職するのなら、高卒で大企業就職の方が生涯賃金は高いらしいです。高卒の方が入りやすい大企業もあると思います。
 一般的な仕事の出来不出来は個人差であって、入社後は大卒も高卒も今は関係ないのでは無いでしょうか。
 大卒は企画や管理セールスなどで高卒は製造や作業と、仕事の配属が分けられるとわかりにくいですが、同じ仕事や作業をした時、差は余りないと思います。
 セールスでも、大卒も高卒も変わらない様に思います。人柄や適性の方が大きいのではないでしょうか。
 
 それなら、高卒の方が多少安く雇用出来るようにも思います。

「少子化」も大学の教育費のせい


 また少子化は、幼稚園より大学の費用の方が、影響していると思います。
 
 大学に行かせないといけないと思い、教育費の事を考えて子供を作らない事の方が多いのではないでしょうか。

成績の良かった人の方が、優越感と劣等感を強く持ってしまう


 成績が良かった人の方が、成績順位や偏差値を心の拠り所や思い出として、優越感と劣等感を多く感じているという事はないでしょうか。
 
 そもそも人間は他人を見下したり、自分は特別だと思いたいものだと思います。
 
 しかし、最も持ってはいけないものが優越感ではないでしょうか。
 優越感を持った人は、必ず周りから見抜かれ協力を得られない様に思います。
 
 
 成績の良かった人の方が、そうした優越感の誘惑に常に晒される事にならないでしょうか。
 そして、同時に劣等感に怯えているという事は無いでしょうか。
 なぜなら、やってみるとほとんどの実際の仕事は、学歴に関係無いからです。大卒なのに仕事が出来ない、と言われるのではないかと気になって心が休まらない事はないでしょうか。

 その点で成績の悪かった人の方が、明らかに最初から自分は特別では無く優れていないと言う事を知っている為、劣等感もなく自然に謙虚に生きれているように思います。
 そして成績の良かった人よりも、優等感も劣等感もあまり感じずに生きれるのではないかと感じるのです。

 

高卒で就職するには、工業高校がおすすめ


 2015年に子供が工業高校を卒業しましたが、有名な企業の求人も多く有りました。
 その中から選んだら入れたような感覚で、何の心配もありませんでした。
 工場での作業ですが、勤務時間もきちんとしており休みも多く公務員並みにあり驚きました。サービス業の私には、苦情も無さそうで、しみじみ羨ましく感じます。
 そうした企業は、大卒だと逆に入るのが難しくなると思いますし、入ったとしても求められる事も難しくなると思います。
 セールス部門なら何千万の契約を月何件取ってこいという仕事はざらにあり、続かない事も多いと思います。
 自分が働き続けられなければ、どんないい企業だろうが全く意味はありません。
 また退職歴が増えれば一流大学卒でも、再就職が難しくなっていくようです。

 高卒を採用しにくい規制もあるらしいので廃止してほしいものです。
 採用に当たっても一度しか会ってはいけない決まりがあり、人間性を見極め難いらしいです。
 学業に支障をきたしてはいけないためらしいですが、大学生には無いらしく公平でないように感じます。