「樹液クヌギ」の魅力と謎 ペット・動物

  



樹液クヌギの魅力

 
 クワガタやカブト虫を探していると、樹液の出ているクヌギを見つける事が大切です。
 
 樹液は甘く魅惑的な強烈な匂いで、人間も惹き付けられるのではないでしょうか。
 子供の頃嗅いだ経験のある人は記憶に刻まれ、また嗅ぎたくなるようにも思います。
 気が付けば、クワガタより樹液自体を探している気もします。
 また嗅ぎたくなると言うことは、脳に快感物質が分泌されるのでしょうか?
 
 余談ですが、足の親指の爪の端に貯まる黒いアカが強烈な臭いがします。
 クヌギの樹液の匂いと何かしら共通点を感じるのは私だけでしょうか。
 臭いが単なる臭いでは無く、魅力的な何かの成分が含まれているように感じます。
 鼻の奥に染み着く様な、1日匂っている様な感じが似ていないでしょうか。

樹液クヌギが出来やすい環境、立地


 周りが開けていて木の幹が、遠くから見える所に多いと思います。
 カミキリやスズメバチ、ボクトウガが飛んで来やすいからではないかと思います。

 幹が見えないような下草や、ツタ類が絡んでいるとダメな様に思います。
 絡まる枝を避けながら、蛾やクワガタは飛べないからだと思います。

 本格的な広葉樹の森や林の中は、枝が空を覆い隠し幹が見えないので樹液クヌギは少ないと思います。
 森や林の端の木や、道端、池の端の方が確率が高いと思います。
  
 公園や道端で人間が下草を刈っていた方が良く、そうなると自然の産物なのか人工的なのか微妙な感じもします。

 また水分の多い谷や、河原に多い気がします。
 標高も低い方が良い感じがします。
 木の下の方(根本から1,5m以下位)に多い気がします。
 身長以上の高い位置では、枝の付け根に多い気がします。

樹液が出る原因 


 ボクトウガという蛾の幼虫が、クヌギの木を噛ると樹液が出るという事がごく最近発見されたそうです。
 ボクトウガの幼虫は、ヤナギムシとも呼ばれ柳の木の中にいるらしい。釣りの餌として売られている事がある。
 この幼虫がカミキリや、スズメバチが開けた穴に入り囓ると樹液がでるらしい。幼虫は樹液に集まってくる小さな虫を食べるらしいです。
 ボクトウガがクヌギに直接卵を産み付けるのか、這って来るのかは不明です。
 
 先日樹液部分を見ていると、2箇所でボクトウガの幼虫を見る事ができました。
 夜行性のようで、夜活発に動いていました。
 頭にはクワガタのメスの様なアゴがあり、樹液と粘液、糞の混じり合ったものに隠れて頻繁に出たり入ったりして捕食しているようです。
 ボクトウガの幼虫は2年で成虫になるらしく、そのせいで樹液はずっとは出続けません。
 昆虫好きには貴重なものです。
 樹液クヌギに居る蛾や幼虫は、殺さないようにしたいものです。

 (ただし、よく考えるとクヌギにとっては害虫だと思います。木を弱らせるし、樹液も膿のようなものかも知れません。)

夜のクヌギ林


 8月下旬の夜、クヌギ林にボクトウガの成虫が沢山居ました。
 羽根が保護色なので昼間は分かりにくいですが、夜行くと蛾の目がライトの光を反射して、小さなリフレクターのように光りすぐに分かります。
 樹液の近くには必ずいて、目が光るので昼間以上に樹液の場所が探しやすいかも知れません。
 特に見つけにくい高い位置の樹液がボクトウガの光る目から分かりやすく、手が届かないので採集者に採られないからか、クワガタが居ました。
 
 樹液が出ているクヌギには、沢山ボクトウガがとまっています。
 過去の樹液跡が凄い木でも、今樹液が出ていないとボクトウガが全くいません。
 産卵するのか、なぜ同じ木に続けて幼虫が居ないのか謎です。

 スズメバチがかじった部分にも、少し樹液が出るようですがすぐ止まるようです。
 スズメバチとボクトウガの関係も興味深いと思います。

クワガタを捕らない


 ノウハウ、「クワガタのキャッチアンドリリースとその効果」も一読お願いします。


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