竹の花の探し方 ホーム・ガーデニング



茶色く弓なりに倒れている竹を探す


 竹は普通直立しています。
 しかし、花が咲いて枯れる竹は、弓なりに倒れている事が多いと思います。

 竹は地下茎で繋がった、その辺りのすべての竹が一つの植物らしいです。
 なので枯れる時はその一帯の竹が一斉に枯れます。花は恐らく春に咲くと思います。
 6月位に遠くから見て枯れて色が茶色い竹林、斜めに弓なりに倒れている竹を見つけます。

 近くに行き、その竹を良く見るとイネの様な花がある事が多いと思います。(竹はイネ科)
 竹も種類が多く、花の形もそれぞれ違うようです。花が咲き枯れる周期も違うようです。
 花と言っても、茶色か緑で稲の穂のようなものです。通常の竹の幹と枝葉ではないものが出ています。
 花が咲くと段々と幹?が白っぽくなって倒れて行きます。数ヶ月経つとその付近の風景が変わる位で、竹が空を覆っていた所なら空が見えるようになり、見通しが良くなります。

 ただし、この方法では、枯れた花しか見れないのかもしれません。
 しかし、花とは言え美しさは全くありませんので、枯れていても違いはそうないと思います。
 美しくは無いですが、120年とか数十年に一度といわれると感慨深いものではあります。

追記
 孟宗竹は直立したまま花を付け枯れているようです。そして真っ直ぐなまま斜めに倒れているように思います。

放置竹林問題


 孟宗竹のような大型の竹が繁殖すると、広葉樹はもちろん杉も枯れて倒れています。
 春にどんどん離れた所に筍を生やして広がっていきます。そうなると元々生えていた木々が枯れます。
 そうして竹だらけの山になってしまい、動物の餌となる木の実も無くなります。
 保水力も弱く地滑りも起きやすいらしい。
 
 こうした観点から、放置竹林が問題にもなっているので枯れた方が良いのかもしれません。
 戦後植えた竹が枯れ始めているのか、思ったより竹の花はよく見かけます。
 

竹が枯れると土砂災害に注意


 2018年の西日本豪雨で近所でも土石流が発生し、数件の家が被害に合いました。川が詰まり大変だったようです。
 豪雨のせいだとしか思っていませんでしたが、一ヶ月くらい経って土石流の源流部へ行ったりしてハッと気が付きました。
 土石流が流れた谷筋は、竹が枯れていたのを思い出したのです。

 他の地域はどうかわかりませんが、竹の花から土砂災害への影響や関連性もあるのかも知れません。

 竹の花に不吉な言い伝えがあったのなら、こうした事なのかも知れません。