数学の文章題を上手く理解するコツ
起草者:青空 つばさ
作成日時:2010-09-09 16:56:18
数学の文章題、短いものはいいけど長くて情報量が多いものは大変ですよね。苦労した経験を持っている方も多いのではないでしょうか?数学の文章題を上手く理解するコツは何よりも
だと思います。文章だけで考えていても具体的なイメージはわきにくいのでグラフや図を利用して視覚的に書くことが大切です。ですからいつも問題を読むだけで手が止まってしまう方は面倒でも図などを書いてみるようにしましょう。それだけでもだいぶ違うはずです。
また図に関してもうひとつ大切なポイントがあります。それは
フリーハンドでいいが、できるだけ正確にかくこと
です。図形の文章題の場合、図を正確に描くかどうかによって致命的な差が出ることも多いです。例えば以下のような文章題です。
(問題)底辺が3cm,6cm,7cmの鈍角三角形で頂点から底辺の延長線上に垂直に下ろした垂線を…(以下略)
この場合、正しい形は文章中に表現されている通り以下のような鈍角三角形です。
しかし、三角形は以下のような鋭角三角形のほうが出番が多いため、ついうっかり以下のような形で書いてしまうと文章題と食い違ってくる部分が出てきます。
ついこのように違う形を書いてしまった場合、問題文の「頂点から底辺の延長線上に垂直に下ろした垂線」という部分で延長しなくても交わるじゃないか?と言うように微妙なくいちがいがでてくることがあります。図形問題にはこのように形を間違えただけで問題文中との条件が合わなくなり、正解にたどりつけなくなる問題も少なからずあります。おかしいなと思ったらもう一度よく確認してみて下さい。
(補足:3cm,6cm,7cmと具体的に書いていますが実際に定規で測る必要はないです。フリーハンドで大きさの大小が分かる程度に書いてあれば問題ありません。正確さというのは明らかにおかしいというところがないようにするということです。)
このような点に気をつけて文章題を解いてみて下さい。上手くいかなくても諦めず練習することが大切だと思います。最後に数学を解く上で重要な注意点を挙げて終わりにします。
思い込みをしないこと
数学は問題文の条件と定理法則を使って論理的に解くものです。自分の書いた図が正三角形に見えるからと言って根拠もなしに正三角形だということがないようにしてください。それではいつになっても数学は解けません。