猫って、ご飯の食べ方が下手なの? ペット・動物


ドライタイプのキャットフードを食べている猫を観察した時
「猫って食べるの下手だな~」
と感じる瞬間はありませんか?
それは、猫が肉食動物である事も関係しています。

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目次
■猫の食事
■猫に必要な栄養

猫の食事

野生の猫は獲物を捕まえてそのお肉を食べます。
猫の歯の構造を見れば分かるように、お肉を適当な大きさに食いちぎる為の鋭い牙はありますが、人間や草食動物のようにすり潰す為の歯はありません。お肉を食いちぎり、そのままほぼ丸呑み状態で飲み込みます。
飼い猫でも同じです。すり潰す為の歯が無いので、ドライフードであってもそのまま飲み込んでしまいます。更に、丸くて小さいドライフードでは歯にひっかかりにくく、人間のように頬に物を溜めておくことが出来ないので、口の隙間からこぼれてしまうという訳です。犬も今では雑食性と言えますが、もともとは肉食性だったことから歯の構造も似ており、食べる時は同じようにほぼ丸呑み状態です。
また猫は舌がザラついていて、この舌は主に毛の汚れを取る目的で使われますが、わずかながら咀嚼にも役立っています。

猫に必要な栄養

犬も猫も本来はお肉だけで栄養は足りるはずなのですが、ペットの世界ではなかなかそうはいきません。なぜなら野生の犬や猫はとった獲物を内臓から全て丸ごと食べる事ができますが、飼い主がスーパーなどで手に入れられるお肉はほんの一部分だけの場合が多く、必要な栄養素が欠けてしまいがちです。
犬の方は人間と長く暮らすうち、肉食性から穀物や野菜からも栄養を吸収する雑食性に変わってきました。しかし猫は腸が短いので、お肉の栄養を無駄なく吸収出来るのと反対に、穀物や野菜から栄養を吸収するのが苦手なのです。
そこでドッグフードとは別に、猫専用のキャットフードが考え出されました。
犬と猫では必要な栄養素も違うので、食材や栄養の配合方法が異なります。特に猫にドッグフードを与えるのは絶対に辞めましょう。
キャットフードにも総合栄養食と一般食があります。
一般食は嗜好性を重視したものなので、おやつとしてあげる分には構いませんが、必要な栄養素が欠けています。
普段ご飯としてあげるものは必要な栄養素が充分に含まれた総合栄養食を選びましょう。
ちなみに総合栄養食は大きく分けて乾燥させたドライタイプと、半生状態のセミモイストタイプ、水分を多く含むウエットタイプに分かれています。

引用元URL:http://petscat.blog46.fc2.com/blog-entry-11.html