天ぷらをカラッとおいしく揚げるコツ! 食事

天ぷらをカラッとおいしく揚げるコツ!

天ぷらのおいしさは、衣が“サックリ”“カラッ”と揚がっていること。天ぷらは、材料に衣をつけて揚げるだけの簡単な調理なのに、上手に揚げるのはなかなか難しいものですね。天ぷらをおいしく揚げるポイントは、材料に合わせた下処理をしっかりした上で、「衣作り」と「揚げ方」です。これをしっかりマスターして、“サックリ!カラッ!”とした天ぷらを揚げましょう。


衣作りのポイント

1. 粉は、粘りの少ない薄力粉を使います。また、粉はあらかじめ冷凍庫でよく冷やしておくとグルテンの粘りが出難くサックリした衣に揚がります。
* 薄力粉100gに対して、ベーキングパウダーや重曹を小さじ1杯弱加えると加熱時に炭酸ガスを発生し余分な水分も一緒に蒸発させてカラッと揚がり、冷めてもベタッとし難くなります。粘りの少ないコーンスターチや片栗粉を加える場合は2割が目安です。
2. 粉を溶く卵と水(氷水)も冷蔵庫で、粉の粘りを出さないようによく冷やしておきます。衣の基本の配合は、粉1カップ(100g):卵1個と冷水で1カップです。
* 水の代わりに、ビールや発泡酒を使うとベーキングパウダーと同理由で衣がカラッと揚がります。
3. 衣を混ぜる時は、卵水の中に粉を加え(逆にしないよう注意)、粘りをださないように太い箸を使ってダマが残る程度にザックリ混ぜます。

揚げる時のポイント

1. 古い油は重くてカラッと揚がりませんので使わないようにし、また、油の量が少なくても温度が下がりやすくなりますので、油の深さは最低5cm以上は必要です。
2. 揚げる温度の目安は、青菜や葉野菜は160から170度、根菜・果菜・きのこ類は170から180度、魚介類は 180から190度です。
3. 1回に揚げる量は、温度が下がらないように表面積の半分位にとどめましょう。
4. 揚がった天ぷらは、重ねないように立ててしっかりと油を切りましょう。