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きれいなモザイクのかけ方 - Photoshop 編 - アート・エンターテイメント

■ はじめに ■

今回は『きれいなモザイクのかけ方』について考えてみました。

そもそも『モザイク』というものは色々と活動をしていると避けられないものでもあります。(よね?)

また、コチラの情報もおすすめです。

http://matome0.sblo.jp/article/177102590.html


『モザイクをかける』のは基本的になんらかの処理ソフトで範囲選択をして、
『モザイクというフィルター』を使って行うことになります。

やはりモザイクを使う場合は、基本的にかける範囲を狭く、きれいにかけるのが目標です。
モザイク処理自体はソフト任せなので、全然難しくありません。
問題は範囲選択なのです。


このように選択ツール等で任意に範囲を選択してモザイクをかけると…。
↑こんな感じにその境界線がぐにゃりとして、あまりきれいではありません。


なので、その見栄えを良くするために、
『きれいなモザイク』を作っていきたいと思います。

私も実は以前、それを調べたことがありまして、そのときに『モザイクのきれいなかけ方』と言う記事に行き着きました
いつか参考に…と思って登録していたのですが、いざ使うときには消えているではないですか!

各所簡単に調べても同じような記事がなく…しからば、自分でやるしかない!と。

かのサイト様では『モザイクをきれいかける』までだったと思いますので、
私はそれを発展させ、尚かつ『Photoshopでのアクション化』まで行おうと思います。
(念のため:『Photoshopでのアクション化』というのは動作を記録してそれを再生させる、要は単調作業の自動化です)


 ■ 『きれいなモザイクのかけ方』実践 ■

さて、ここからが本題です。
簡単なアクションはただ登録するのみですが、少々複雑な処理の自動化は、自分の発想をどうソフトで再現するか考えるところから始めます。
今回はの目標は
【任意の閉曲線を“あるピクセル単位の領域”に変換すること】
【初期選択範囲内は確実にモザイク化させ、尚かつ最小で抑えること】
です。

そのやり方は色々あるかもしれませんが、
今回は“0”と“1”の関係の様に、画像では『白と黒の関係』を上手くつかってやりたいと思います。

それでは、さっそく始めてみましょう。


まずは画像を一枚用意します。
今回は中央の黄色いクッションにモザイクをかけたいと思います。

ここではまだアクションの登録開始はしません。



アクション登録の前に事前準備として

?:モザイクをかけたい場所を『パス』や「なげなわツール」等で囲み、
範囲選択を作ります。

〜〜 ここからアクション登録開始です 〜〜
      (範囲選択をしたまま開始します)



?:モザイクをかけたいレイヤー(ここでは“レイヤー 0”)を複製します。
?:複製したレイヤー名を『モザイク』とします。
?:更に『モザイク』レイヤーを複製し『モザイクのコピー』を作成します。


ここから“はじめに選択した範囲”を変換していきます。

?:選択範囲を反転させて『モザイクのコピー』を白で塗り潰します。
?:範囲選択を解除します。


?:ここで『モザイクのコピー』に「フィルター」→「ピクセラレート」→「モザイク(任意のピクセル)」をかけます。 (?でかけた「モザイク」のピクセル数値は後で使いますので、を覚えておいてください)


ここでモザイク部分を抽出出来ればよいのですが、自動選択ツールでは曖昧ですし、アルファチャンネル等では明度情報を保持してしまい、上手く選択ができません。
逆に考えますと、『モザイク内のすべての色の濃度を100%にすれば抜き出しは可能である』ということになります。

そこで登場するのが2階調です。
(サークルカットで二値化、モアレと戦った日々は無駄でなありませんでした…)


気を取り直して、さっそくレイヤーを2階調化してみます。
?:『モザイク のコピー』レイヤーのみを2階調化させます。
(もちろん「しきい値:255」です)

「しきい値:255」で2階調化させることで、完全な白以外の場所は全て黒に変わります。
この状態で、改めて黒色を抽出すると濃度100%の確実な領域が選択できます。

更にありがたいのは、最初の選択範囲より拡大しているため、確実に?で囲った部分はモザイクがかかり、なおかつ最小になっています。


?:色域指定で範囲を抽出します。

「アルファチャンネル」で抜き出す手もありますが、抽出後に反転させる必要があるため、色域指定の方が良いと思います。


ここまで来れば、あとは簡単です。

?:『モザイク のコピー』レイヤーを削除します。
(領域選択は保持したままです)


?:?を行うと現在のレイヤーが『モザイク』になります。
そこでその『モザイク』レイヤーに再度?と同じピクセルでモザイクをかけます。
(絶対?と同じピクセルにしてください)


?:?から保持している選択範囲を反転させ、レイヤーをカットします。
(『レイヤー1』が生成されます)


?:最後にカットから生成した『レイヤー 1』を削除します。


〜〜 ここでアクション登録終了です 〜〜



この方法での利点は、レイヤー構成は?のようになっており、
オリジナル画像は無加工のまま、
『モザイク部分』のレイヤーが新たに生成されるため、
やり直しが簡単にできること、保存ミスも防ぐことができることです。

おわかりだと思いますが、使用は『モザイク』レイヤーのON/OFFで切り替えが可能となります。
もちろん、『モザイク』レイヤーは濃度100%で作成できていますので、下が透けることはありません。



この一連をアクションに登録しておきます。
以降は【範囲選択後】→【“モザイク”アクション再生】を行うと、その任意の閉曲線内を約1秒でモザイクに加工することができます。


お疲れ様でした!

これで『きれいなモザイク』が完成しました。


■ ご注意 ■
・上記の制作は【Adobe Photoshop CS5 Extended (64 Bit)】で行っております。
 この制作を上記ソフトで行ったため記載上CS5と書きましたが、
 確かこのアクションはCS3の頃に作ったものですので、それでも大丈夫なはずです。
 また、Photoshop 7でも同等の機能があったと思いますので、たぶんいけます。
 それ以前は使ったことがないため、分かりません
・上記はアクション化させることを目的に作られていますので、一度きりのモザイクではもう少し簡略化できると思います。
・【Photoshop Elements】は一部機能が制限されているようで、一部動作ができない可能性があります。


■ あとがき ■

どうも、お疲れ様でした。

少々詳しく書きすぎた感がありますが、いかがでしたでしょうか。
やっていることは感覚論ではなく、機械的な操作のため、そんなには難しくは無いと思います。

この『アクション』というものは、このように単調作業を自動化でき、
イラスト制作をする中でも、作業効率が格段に上がり、とても重宝します。

Photoshopは『パス』、『アクション』、『補正/調整/フィルター」が非常に優れています。
お持ちの方で、まだそれらの機能のすばらしさを体験したことの無い方も意外と多いと思います。
私自身、Photoshopを各種ファイル形式の変換用に購入し、長いこと優秀な機能をほったらかしにしていました…。

今一度勉強してみますと、強い味方になるかもしれませんよ。


それでは、この度はここまでお付き合い頂き、ありがとうございました。

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