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ミンドロのカカオを食す(その2)。 食事


いまオリエンタルミンドロは依然として天気が悪くて、晴れ間が続かない。そんななか、何日かにわたってようやくカカオの種を乾燥させた。上の写真は、水分を含んだ外皮を取り去ったもの。なかなか手間がかかる。半日仕事である。地元の人は、煎ってココアやチョコレートにできることを知っているが、そんな面倒なことはせず、外皮を嘗めたらすぐ捨ててしまうらしい。シンプルな味覚生活を送っている彼ららしいともいえるし、わざわざココアを作って飲むことが余りもののような文化といえるのだとしたら、彼らの食がまだその域に達していないといい表わせるだろう。はじめて自家焙煎して飲んだココアは、それほど奥深い味だった。


種を煎る。珈琲豆も自分で煎ったことはないので、どの程度の炒り様かいえないが、種そのものが大きいのでせいぜ浅炒り程度で中炒りまではいかないだろう。煙とともにいい香りがするのだが、もちろんコーヒーとは違っていて、なんというかまこと名状しがたいいい香りである。甘く、芳しいといったらいいか。熱帯の薫風といったらいいか。またまた表現になっていないですね。でも、ほんと、温帯の日本で育った人間には表現できないものが、この国にはある。高価だとかレアだとか、そういうことじゃなく、その辺に転がっている。


一粒一粒が大きいので、そのままではハリオの手動グラインダーで挽けません。いちど珈琲豆大くらいまで砕くと、挽けるようになります。感触はかなり軟らかい。珈琲豆の様にガリガリ、というのでなく、スルスル、といった感じ。まだまだ水分を含んでいるのかも。ペーパードリップでいれようと、粗挽きです。挽いている最中も、焙煎時と同様にい〜い香りが漂います。見ると、珈琲豆と違ってソフトで、そのままお湯の中に溶かしても大丈夫かも。実際、ペーパードリップだと溶けて詰まってしまい、なかなかお湯が落ちていかないので、ペーパーを取ってコーヒーメーカー付属のメッシュだけにしたら事足りた。


竹製のネイティブカップに入れてみた。う〜ん、この香り、あのインスタントココアと同じなのだが、ぜんぜんフレッシュで一皮も二皮も剥けているというか、複雑な匂いです。砂糖もミルクも加えず、そのまま口に含んでみる。透明感のある、ピュアな味わい。紛れもないココアの味なのだが、酸味、甘味、苦味等の一つ一つのエッセンスが強いというか、そうとう複雑に絡み合っている。抽出しただけに、非常に洗練された味わいになっている。旨い、といえるか? う〜む、珍味ではあるが、、、ブラックコーヒーのように毎日飲める味ではないな、、、。で、砂糖とミルクを加えてみたら、グンと旨味が増して、高給ココアの味わいになった。

この日、外は生憎の雨で肌寒い。フィリピンらしからぬ、こんな天候下ではココアはうってつけである。身体が温まる。妻は、こんど種を煮詰め砂糖とミルクを混ぜて、ホットチョコレートを作るといっている。なんだか、カナダみたいじゃないか。どうなっているんだ、この天候! ホットチョコレートなんて、珈琲党の私にはカナダのスケートリンクだけでじゅうぶん! で、出涸らしのカカオの上にバタンガスコーヒーを挽いて入れてみた。ココアコーヒーである。これが、なんと、砂糖とミルクを加えると、なかなかいけるのであった。毎日でもいいかも知れない。もしかしたら、カカオって、何かをブレンドすればするほど美味しいのかな? http://puertogalerawedding.blog95.fc2.com/blog-entry-592.html
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