贈り物をするときにやってはいけないこと
■はじめに
生活の中で贈り物をする場面は多々あります。
嬉しい時や悲しい時、感謝を伝えたい時にその気持ちを贈り物という形で表します。
しかし、そのルールを知っておかなければ、せっかくの気持ちが相手に伝わらないどころか、
不快な思いをさせてしまうかもしれません。
今回は贈り物をする時にやってはいけないことを書かさせていただきます。
■数のしきたり
日本では、慶事には奇数、弔事には偶数が原則です。
「8」は偶数ですが、末広がりで縁起がよい数とされます。
「4」「9」は忌まわしいことを連想させ嫌われますので避けます。
ペアのものや半ダース、1ダースのものは、1組として数え、現在では失礼ではないとされています。
■刃物のタブー
はさみや包丁などの刃物は「縁を切る」といって、結婚祝いには厳禁。
相手が気にしない人や相手の希望であればよいですが、相手側の身内にしきたりに厳しいひとが
いる場合は避けたほうがよいと思います。
■肌着など直接肌に着けるもの
異性や目上の人に贈ることは失礼になります。同性でも避けたほうがよいと思います。
■花のタブー
病気見舞いで贈る花は、ユリのように香りのキツいもの、椿のように首から落ちるものは避けましょう。
花持ちが悪いものも適当ではないと思います。
鉢植えも「寝付く」といって嫌う人もいますので避けた方がよいと思います。
お悔やみで贈る花は、白い花が一般的です。最近では故人の好きだった花を贈るケースもありますが、
赤い色の花は避けた方がよいと思います。
また、それぞれの花には花言葉がありますので、誤解を生じそうな場合は、気にとめて花を選びましょう。
■新築・開店・開業祝いのタブー
ライターやストーブなど「火」に関するものは避けます。
■お茶のタブー
お茶は仏事のお返しに使われるものなので、新茶以外は一般の贈答には使われないものとされています。