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声優・ナレーターになるのに必要な能力・資質とは…2 アート・エンターテイメント

前回、声優、ナレーターに必要な能力・資質として
3つのグループを取り上げました。
今回は、その中の一つAグループを解説します。
Aグループ
●声の質
●芝居センス
●滑舌の良さ
●読解力
●耳の良さ(音感)
●ルックス
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解説
Aグループは、「持って生まれた資質」
という部分のウエイトが比較的高い能力・資質です。
ただし、本気で努力すれば後天的に身につけることも可能です。
●声の質
男性…低く甘い声、低く迫力のある声
     明るくさわやかな声・明るく2枚目な声
女性…高く甘い声・高く優しい声
    低く迫力のある声・低く少年のような声
こういう声の人は、一度や二度は「声優向きじゃない?」
と言われたことがあるでしよう。
しかし、しわがれたお爺さんのような声だとしても、
それが聞いていて心地よければ、それも「良い声」です。
また、声にもある程度流行というものがあります。
逆に流行りが極端まで行った場合、
その声が飽きられて、
普通の声がいいと言われることもあります。
つまり、「良い声」の元々の資質がなくても、
たとえ平凡な声でも…
訓練次第で
「良い声」「売れる声」の仲間入りができるわけです。
特に、声の「深み」「つや」といったものは、
練習さえすれば手に入るものです。
出来ていない人は、単純に努力が足りないだけです。
ただし、「誰が聞いても心地の良い声」
というものを元々持っている人は確かにいます。
普通の声の人は、そういう人に勝負を挑むのですから、
彼らの何百倍もの努力が必要なのも、また確かなことです。
なお、
「アクセント・無声化・鼻濁音」等が元々完璧な人…
というのも、「声の質がよい」の部類に入るでしょう。
もちろんこれも、努力次第で、修正は幾らでもきくものです。
逆に言えば、
訛り(含む無声化・鼻濁音)を訓練で修正した人は
訛ったしゃべりも、標準語も、
両方を使いこなせるという事ですから、
元から完璧だった人より、演技の幅が広いという事にもなりますね。

●芝居センス
芝居センスがある人は、
例えどんな声質であっても
聞くものを「ハッ」とさせてくれる何かを持っています。
誰が聞いても「この人は何か違う」と感じるはずです。
これも、ある程度は訓練で磨かれるものではありますが、
しかし、絶対的な持って生まれたセンスというものも、
悔しいけれど、ある気がします。
なお、素人からセミプロの段階では、
「キャラ声」を作ることによって
なんだかセリフが言えた気になってしまいがちですが、
聞く人が聞けば、感情も何も乗っていないのがバレバレです。
いや、正直な話、
養成所などで他の人と自分の演技を比べれば
「自分に芝居心があるかないか」は、
何となく判ってくると思います。
もし芝居が苦手となると、他の能力値が高くても、
なんだか取り残されるような気持ちになることもあるでしよう。
そんな、芝居センスに自信がないひとこそ、
今、私が伝えている
「音の高低を理解して意味を乗せていく手法」
を理解してほしいと、切に願います。
これが判れば、
『セリフに感情を乗せた読み』
とはどういうものなのか理解でき、
理解できれば、それが可能になります。
ちなみに、なまじ感のいい人、瞬発力のある人は、
自分の感の良さ、飲み込みの早さを
芝居センスと勘違いしまう恐れがあります。
しかし、芝居センスこそ、不器用なタイプの人の方が
意外にあったりするものです。
不器用で、何をやるにも時間のかかるタイプが、
遅咲きの大輪を咲かせる可能性は大いにあるわけです。

●滑舌の良さ
これは、今までもさんざん書いているとおりです。
滑舌が悪すぎてはお話になりません。
多少の滑舌の悪さに目をつぶっても納得できるような
とても素敵な声質や芝居センスがあれば
時に許される現場もあるかもしれませんが、
基本、滑舌が悪ければ
事務所への所属すらおぼつかないと思っていてください。
ただし、滑舌は本気で頑張ればある程度は克服できます。
生まれながらに滑舌のいい人は理想ですが、
声優、ナレーターさんでもそんな人は数えるほどしかいません。
ですから、
『どんな努力でもする。本気で直す気がある…』
人であれば、これはクリア出来る可能性が高い資質です。

●読解力
以前、声優・ナレーターにとって必要不可欠な「文章の読解力」
でも書きましたが、
「この文章は何を伝えたいのか」、
「何を一番大事に読んでほしいと演出家が思っているのか」
そういう事を理解出来なければ、
文字情報(セリフやナレーション原稿)を
TV等を見ている人に伝えることが出来ません。
また、
原稿の下読み段階でそれをパッと理解できる能力がないと
時間ばかりかかって現場で使い物になりません。
つまり舞台役者さんのようにじっくり読みこなし
作り上げていくのとは、また別の才能が必要です。
とにかく、
「読解力なくして、声優やナレーターにはなれない。」
と心してください。
ただし、読解力も
たくさん本を読めば身につけることができます。
「自分には読解力が足りない」
と思ったら、
マンガのように【絵】の補助があるものではなく、
完全に活字だけの本を、沢山、読みましょう。
情景をイメージし、登場人物の心情を理解し、
作者が本当に言いたかったことを想像する。
そういう読書の習慣をつけてくれれば、
読解力をつけることは今からでも決して遅くはありません。
その代わり、
子供のころからたっぷり読書をしてきた人に追い付くには
半端な量の読書ではダメだと覚悟してくださいね。

●耳の良さ
耳が良いとは、音感がいいという事です。
耳が良ければ、
失敗した自分の読みを冷静に判断する力になります。
自分の読みがおかしいと感じられなければ、
そこから先には絶対進歩しません。
永遠にそこでストップです。
プロですら、自分の読みを聞いて納得なんかしません。
【あ〜、ここ失敗した。こう読めばよかった。】
と、毎日反省です。
反省するから、進歩するのです。
プロが反省して進歩しているのだから、レベルはますます上がります。
なのに素人が「今日はうまく読めた♪」なんて安心してたら、
100万年たったって追いつくはずがありません。
また昔から、
『芸だけは盗んでもいいもの』と言われています。
音感が良ければ、プロの特徴をつかんでコピーできます。
歌でも物まねがうまい人は、誰の歌を歌っても上手でしょう?
芝居やナレーションも同じです。
口先だけの一瞬芸ではなく、
プロの呼吸から間まで、すべてコピーできれば、
そこからオリジナリティーというものも生まれてきます。

●ルックス
声の仕事ですから、
役者さんやタレントさんほど美しさを求められはしませんが、
基本、商品は「人間そのもの」ですので、
どうしてもそこには好き嫌いが介在します。
多少、他の才能が見劣りしたり、
性格に若干、難があっても、(笑)
絶世の美男美女であれば、
「この人と仕事を一緒にしてみたい」
と、思わせることができるでしょうから、
そりゃあ絶対に有利です。
でも、他の才能が素晴らしければ、
こ綺麗で清潔感があれば、OKです。
もちろん、努力で美しくなれるのなら、
美しくなるに越したことはありませんよ。
例えば、腹筋はい筋などで体を鍛えれば、
体もしまって美しくなるだけでなく、
体力がついて肺活量も増え、
声が出しやすくなるなど色々おまけがついてきますから、
絶対やった方がいいでしょう。
髪型や服装、女性の場合はメイクなども
研究の価値はあるはずです。
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長くなりましたので、

Bグループ以下は次回に。
 
http://sanaeshinohara.blog8.fc2.com/blog-entry-50.html
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