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声優として生き残るには ! -2 アート・エンターテイメント

さて、新人声優として事務所に正所属出来た60人は
正式所属してから7~8年後、ジュニアから数えて10年前後の頃
どうなっているでしょう。
年齢的には、30代前半ぐらいになっている頃です。
トップ声優として中堅クラスに残っているのは、
3人~5人というところですかねぇ。
そこそこ食べれる程度になっている人も、10人ぐらいはいるかもしれません。
また逆に、この頃にジュニアランクが外れて、
仕事が激減という一番辛い時期を過ごしている人もいるかもしれません。
それでも、アルバイトをしながら何とか頑張っている人も多いでしょう。
中には結婚を機に辞めてしまうのも、ちょうどこのころかもしれません。
なんだかんだで、正所属になった60~70人の中のうち、
半分以上はまだ声優として残っている気がします。
では、さらに、また10年後(40代前半頃)は?…。

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声優として20年生き残っているのはどんな人たちでしょう?
デビュー後すぐに有名声優になっていた人でも、
15年後には、TVアニメで全く見かけなくなったっていう人、沢山いますよね?
先に書いたとおり、ベテランになってギャラが上がれば上がるほど、
普通のアニメにはまず呼んでもらえなくなります。
うまく洋画の方へシフト出来た人はいいですが、
アニメで人気が出たからと言って、簡単に洋画にいけるものではありません。
(その辺は、声の仕事へのルート…2(声優とナレーター)にも
ちょっと書いたとおりです。)
ですから、20年生き残れるのは、
1、長寿のヒット作品を持っている人や、
作品そのものは終わっていても根強いファンを持っている…
…等の運の強い特別な人。
2、この人がいると締まると言うトップクラスの脇役や、
(悪役とかやれる人は強いですよね。
女性では動物とか男の子をやらせたら絶品というタイプ。)
3、うまく洋画畑に入り込むことができた人。
4、そして、ナレーターとして華麗に転身した人。
という事になります。
もちろん、20年後でも、
相変わらずアルバイトをしながら続けている人もかなりいるでしょうが、
40歳過ぎて、アルバイトがメインの声優を
声優として「生き残った」にカウントするのは若干ためらわれます。
ですから、《声の仕事1本で食べていけてる人》として考えると、
20年後に生き残っているのは、
ナレーターに転身した人も含めて「10人以下」と考えていいと思います。
というわけで、現在2万人ほどいる声優の勉強を始めた人のうち、
20年後に、声の仕事だけで食べていけてる人はせいぜい8~10人です。
というわけで、今までは、「声優志望者のうち声優として残れるのは、1/1000」
と言われていましたが、これはすでに過去のことのような気がしてきました。
今現在は、1/2000以下の確率…と言って差し支えないように思えます。
まぁ単純に、声優になれる確率は1/2000でも、
なんだか簡単そうに聞こえるかもしれません。
でも、半端な覚悟で出来ることではありませんよ。

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さて、1/2000の確率を乗り越え、
ついに、中堅・ベテランクラスにと言われるようになった
50歳の大台を迎えた声優さんたち。
でも、ここからの10年が、ある意味一番大切かもしれません。
とにかく貧乏なアニメ制作現場(笑)ですから、
ランクの高い人はアニメではなかなか使ってもらえません。
ワンピースみたいなロングヒットの出演者はそうそうは変えませんが、
それでも、あまりに高いことを言われれば切ってしまう事もありますし、
ドラえもんみたいに総若返りなんて事にもなります。
そうやって考えると、
声の世界で30年以上生き残れる人は、
アニメに執着しないでも大丈夫な人。
そう、
多分全員「ナレーションのできる人」です。(笑)
ですから、いくら
「自分はナレーションは苦手だからアニメだけで」
と思っていても、いつかは必ず
ナレーションの技術を磨かざる得ないわけです。
あの「サザエさん」だって
「なんという事でしょう ! 」by ビフォーアフター 
ってナレーションしてるでしょ♪

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最後にしつこいですがもう一度…。
一生「声優」=声の仕事で食べていこうと思ったら、
やっぱり若いうちから、
ナレーションの技術を学んだ方がいいと心底思います。
口先だけで「ご主人さま~」とか言ってたって、絶対生き残れません。(笑)
(生き残れなくてもいいもん。お嫁に行くから…って人はいいですけど、
このご時世、声優をリタイア後に正社員の仕事を見つけるのは至難の業ですよ。)
特に、ジュニアクラスに到達した人は、
ライバルと差をつけるためにも、
事務所の養成所以外のところでレッスンを受けた方がいいと思います。
正直、
「養成所や専門学校では大したことは教えてもらえない…」
と言う事をよく聞かされます。
やはり養成所などは、あくまでコネクションを得る場所
そう割り切った方がいいようです。
ですから、
『技術は、個人的に教えてくれている先生を見つける…』
というのをお勧めします。
個人で教えている人は、
「事務所というバックボーンがなくても教えを請う人たちがいる」
と言う事ですから、
それなりに、レッスンの内容が良い確率が高いです。
(といっても、あくまで、声の世界でそれなりに実績のある人限定ですよ。
現場をろくに踏んだこともない人に習っても意味はありません。)
私自身も、学校を出た後、何人かの個人の先生に習いました。
学校で教わったことは何の役にも立ってませんが、(笑)
個人的に教わったことは、ある程度私の基礎になっていると思います。
少なくとも、「プロとしての考え方・自分の得意不得意」など
それまで気がつかなかった部分に目が行くようになりました。
今考えると、これが一番の財産かもしれません。
もちろん、習っているって事で満足してしまったら意味はありませんよ。
あくまで自分自身が学ぶことの補助をしてもらうのだと心して、
最終的には、自分で自分を磨きましょう。
なお、初めからナレーターを志望しているのなら、
ナレーションはある程度の技術力が必要なので、
希望者の絶対数がアニメ声優よりは少なく、競争は声優ほど過酷ではありません。
もっとも、技術力がなければ話になりませんし、
最近はナレーター志望者が飛躍的に増え、
競争はそうとう激化しています。
それでも、少なくとも今現在は、
アニメ声優より、ナレーターの方が
色んな意味で食べていける率、生き残れる率は高いと思います。
ともあれ、声の仕事で一生生活していきたいと思うのなら、
きちんとした「発声」と「活舌」、「文章の読解力」と「表現力」
まずはこの基本をしっかり身につけてください。
それにプラスして、「感性・センス」なんてものを感じさせてくれれば、
どんな養成所に行っても目をかけてもらえるでしよう。
(そこそこの見目麗しさも最近は必要ですけどね-笑)
そして、常に技術を磨き続ける「研究心」、
声優(ナレーター)としての「営業力」
これらを身につけてくれれば、
20年後も30年後も、立派にやっていると思います。(^-^)
厳しい狭き門の声優の世界ですが、そこで生き残れるか否かは、
あなた自身の頑張りにかかっています。
あっ、でも「頑張ってる」といっても
自分の価値観での頑張りではなく、
周りに「ここまでやってダメならしょうがない」
と言ってもらえるぐらいの頑張りが、本当の頑張りですよ。
言いわけ付きの「頑張ってます」は、まったく無意味です。
というわけで、本気で頑張ってくれる人、私も待ってますよ♪ (^^)v
 
http://sanaeshinohara.blog8.fc2.com/blog-entry-42.html

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