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リールのドラグ機能を体感する方法 ペット・動物



簡単な鯉釣りのすすめ


 釣りに詳しくないのですが、簡単に大物が釣れてリールのドラグ、(大物が釣れた時、釣糸が切れないようにリールが自動的に逆回転して、ジジジジッーと言う音と共に釣糸を出す機能) を体感できたので、鯉釣りを紹介します。

 鯉釣りは、海外ではカープフィッシングとして人気があるそうですが、日本ではなぜか人気が無い様に思います。
 

怖いくらいのドラグ体験


 一年で20回位鯉釣りをして、2回凄いドラグ体験をしました。

 リールの糸が無くなる位の激しいドラグが、稀に起こりました。
 それは、恐らく野鯉と言われる地味な鯉の方が多いのではないかと思います。そして、当然ですが二回とも広いフィールドでした。
 
 一回はダムに近い大きな池で、魚影を一度も見ないまま突然ジジジーッ!!と壮絶なドラグが数分かかり続けました。
弓なりの竿を必死で保持しているとドラグが止まり、あり得ない遥か彼方にウキが浮き上がりました。
 見えない巨大魚を想像し恐怖感すら感じていましたが、その後あっさり糸が切れたので逆にホッとしました。(水圧で切れやすくなるらしいです)
 ウキの下で切れたのでリールを巻き、遥か彼方からウキがゆっくり帰って来た時は、深い溜息と共に凱旋パレードの様な闘いが終わった様な感慨すら感じました。
 
 もう一回は幅が20m位の川で、喰った瞬間にジジージジジーッーッ!!とバイクの加速のような凄まじい勢いで糸が出て行き、糸が無くなる恐怖で思わずその方向に自分が走って行きました。足場が良かったので追いかけて、弱って来たので少しずつ寄せましたが上がる訳もなく、チラッと魚影が見えた所で糸が切れました。驚きと興奮で、しばらく呆然となりました。
 この時は、少し赤黒い魚体だったと思います。

道具、タックル


 リール付きの竿でラインに直接大きめの針を固く結び、ウキを付けます。私はおもりを付けません。
 針はバス釣りの針のように、穴に糸を通して結ぶ方が良いと思います。やわい結び方では簡単に切れたりほどけたりします。
 ウキはアタリを見るためよりも、投げるためのオモリの役割で使っています。特にパンプカ釣りでは、パンを浮かせないといけないのでオモリを付けられません。しかしパンだけでは飛ばないので、ウキを付けたほうがオモリになりつつ浮くのでパンが沈む事もありません。

 リールのドラグ調整を緩めにして、ラインを引っ張ると糸が出るようにしておきます。そうしないと、鯉の一泳ぎでラインが切れるからです。

 そしてコンビニで「超熟」という食パンを買って、軽く1、2センチの団子にして鯉が見える所に投げるだけです。

 パンは150円位でルアーやワームよりはるかに安く、余れば鯉の餌付けに撒いたり、トーストで美味しく食べれます。
 場所が良ければ、これだけで30分以内に数匹の50センチオーバーが釣れます。
 鯉が走れば、簡単にドラグがかかりジジージジーと、糸が出ていくのを体感できます。
 
 鯉は重いので釣れる毎に、糸が切れたり針が曲がったり、ウキが吹っ飛んだりします。
 なのでダイソーのワーム針に玉ウキで十分です。
 特に玉ウキは、100円で4個入って浮きゴムまで付いています。因みに浮きゴムを通し忘れて針を縛っても、慌てず針先からウキゴムを通せます。
 
 釣れると信じられない位、竿が曲がります。そして、竿の一番先が折れるかも知れません。
 しかし、竿の一番先が折れてもガイドの二番目の上で竿を切り落し使えます。
 釣りの最中に折れると面倒なので、私は最初からペンチで切ったりする位です。先が折れても捨てずに使いましょう。丈夫になって良いくらいです。鯉に繊細な竿先は無いほうが良いと思います。

釣りポイント


 鯉は本来、石のコケなどを食べるのが普通らしいです。
 なので、野生の野鯉はパンを餌と認識しない事もあります。釣るために、餌付けの様に何日かパンをやる事もあるそうです。

 しかし観光地や近所の人がパンをやったりしている場所では、鯉は人影が見えるだけで集まって来ます。
 そうした場所では秒殺で釣れますが、人目が気になる場合はその下流が良いかも知れません。
 撒き餌のようにパンを撒いて、少しでも食べる鯉が居れば釣れると思います。
 
 
 私は、鯉がいるところに投げるので、釣れるのならすぐ釣れるのかも知れません。回遊して来るのを待ったりはしていません。
 
 底の藻を食べている鯉は、パンを沈めていても食べない事が多いと思います。
 水面を見ている鯉が数10分毎に回遊してきたりします。そうした鯉の方が釣れやすいと思います。
 鯉が水面を意識していたら、パンを軽く潰すだけで針に付けて浮くようにします。(パンプカ釣り)

 川でも池でも釣れますが、鯉は大抵大きく50センチ位あるのでとても竿で釣り上げる事はできません。
 ネットを持っていくのも面倒なので、水面まで降りれる場所がおすすめです。
 私は何とか寄せて、ペンチで針を掴み水からあまり上げずにひねるようにして外します。
 この際殆ど針が曲がりますが「返し」を潰しておく、バーブレスにしておくと良いようです。重いので握力が必要ですが、慣れると鯉に一切触らずに外せます。
 
 釣糸が切れると釣り針が鯉の口に残りますが、数日で異物は外れるとの事です。確かに釣り針が付いた鯉が釣れたことはありません。
 水面から鯉を上げると糸は切れるし、暴れてびしょ濡れになってしまいます。泥の上に上げると、泥を散らされ悲惨になります。

 一つのポイントで1,2匹釣れると、警戒して釣れなくなります。
 2匹位釣れると満足すると思いますが、まだ釣る場合は移動した方がいいと思います。
 釣りの基本だと思いますが、静かに気付かれない様にした方が良いと思います。私は見える鯉を狙うので、静かに地味な色の服で、姿勢を低くする様にしています。

大物釣りとしても


 いいポイントを見つければ、釣り堀以上に釣れます。
 海釣りで50センチオーバーが釣れる事は殆ど無いのではないでしょうか。
 鯉なら陸っぱりで30分以内に数匹釣れる事も珍しくありません。
 
 大物の引きを体験させるのにも、最適ではないかと思います。
 ただし、小さな子供さんには引きが強すぎて危険かも知れません。

 安全に注意して、機会があればお試し下さい。
 

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