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婚礼スタジオ写真を、綺麗に撮ってもらうための3つの質問 

結婚式のスタジオ写真を、綺麗に撮ってもらうための三つの質問だ。
なお、ドレスの写真も入った記事は、次のURLまで。
 ↓
http://ss0611.blog.fc2.com/blog-entry-870.html

さて、まずは、その三つの質問を挙げよう。

1、「私(新婦)は、顔の右側から撮った方が、写真写りが良いんですけど、そうしてもらえますか?」
2、「トレーンの長いドレスにしようかと思うんですけど、どうやって撮ってもらえますか?」
3、「緊張しやすいんですけど、どうやって声をかけていただけますか?」
では、この三つの質問について、詳しく解説する前に、スナップ写真についても、簡単に述べておこう。

スナップ写真について

スナップ写真は、好みが大きい。カメラマンの感性によって、大きく左右される。見本を見せてもらって、カメラマンを指名するのがベストだ。
また、シーンごとに雑誌などの切り抜きを持ち込むと良い。
特に、繁忙期には、平時には出動しないレベルの低いカメラマンも多い。そういうカメラマンに当たらないためにも、指名することをオススメする。
逆に、閑散期には、社員の出動が多くなる。一見すると良い事のように感じられるかもしれない。しかし、逆だ。社員は、フリーよりも安く使えるから、会社として都合が良いだけだ。フリーになる前の人が社員をやっているケースが多く、閑散期には社員の研修に利用されかねない。閑散期の場合にも、指名した方が安全だ。

三つの質問についての解説

スタジオで撮影する新郎新婦の立ちポーズで、重要なことが三点ある。冒頭で挙げた三つの質問は、この三点を実行しているかどうかを問うている。その三点は次の通りだ。

・新郎新婦の容姿を引き立てるように、短所を隠し長所をより良く見せる。

・ドレスや髪飾りなどの特徴を引き立てる。

・緊張をほぐし、より良い表情を撮影する。
これら三点は、当たり前のように、思われるかもしれないが、実は、これを実行するのは、難しい。というか、会社の都合があるので、それをお客様に押し付けている。
したがって、どれだけ、顧客本位に仕事をしているかを見抜く質問でもある。
では、先ほどの質問をしたときに、どのような答えが返ってきたら良いのか?
それは、なぜなのか?
質問ごとに詳しく述べる。

1、「私(新婦)は、顔の右側から撮った方が、写真写りが良いんですけど、そうしてもらえますか?」

(この質問をすると、本番で左右逆に撮影されることがあるので、後で訂正しておく必要がある。)
まず、見本を見せてもらう。見本で、向かって左側に新郎、右側に新婦なら、この質問でOKだ。
逆なら、質問も左右逆にする。
通常、向かって左側に新郎、右側に新婦を立たせて撮影することが多い。
新婦の左半身(向かって右側)にドレスのアクセントがあることが多いからだ。
ただ、ドレスによっては、右半身にアクセントがあることもあり、新婦の右半身を手前にして立たせた方が良いこともある。
この質問に対して、次のような回答だったら、失格。
 ↓
「みなさん、そのようにされてますよ。」
顧客を馬鹿にするのも、はなはだしい。
この答えに限らず、なんだかんだと言いくるめて、見本どおり撮影しようとしたら、失格だ。
次のような答えが返ってきたら、合格。
 ↓
(別の見本を示しながら)「こちらが、ご新婦様が、向かって左側にお立ちいただいた見本でございます。ドレスの右側にアクセントがある場合、見えにくくなりますが、よろしゅうございますか?」
もちろん、ライティングなども変更しなければならないため、スタジオとしては、やりたくない。しかし、それでもお客様のご要望に応えるように努力していれば、合格だ。
新郎新婦の容姿によって、それに応じた撮影方法がある。
それができるかどうかを、問う質問をしたい。
しかし、それをするのは、被写体となるお客様が、そういう状態でないと質問できない。「私、痩せすぎなんですけど、どうやって撮影してもらえますか?」って、太った人が、質問したら変だ。
そこで、前述のような左右を変えれるかどうかを問う質問になった。
実際に、二の腕が太いとか、コンプレックスがある方なら、そういう質問をすると良い。対応するポージングなど解決方法が、提案されるようなら合格だ。

容姿によって、撮影方法、というかポージングの方法は、全く変わってくる。
例えば、一般的に太っている人ほど、身体を斜めに向けて撮影した方が良い。ただし、妊婦など、お腹だけが出ている場合には、逆だ。正面向きに撮影した方が良い。
二の腕の太さによっても変わるし、なで肩やいかり肩などによっても、変わる。デコルテを見せたいか、あまり見せない方が良いかによっても、変わる。首の太さでも同様だ。
これらを習得するには、長い経験が必要だ。

2、「トレーンの長いドレスにしようかと思うんですけど、どうやって撮ってもらえますか?」

この質問は、トレーン(後ろの裾)の長いドレスだけでなく、ドレスの特徴を活かして撮影できるかどうかを問うものだ。

ドレスには、それぞれ、見せ方がある。トレーンの長いドレスは、トレーンが長いように見せる。特徴を隠してしまったら、孔雀の尾羽を閉じて撮影するようなものだ。
これは、トレーンの長いドレスに限らない。プリンセスタイプのドレスで、新郎と新婦が肩を接するほど接近して撮影したら、スカートの中に入っているワイヤーやパニエが、新郎の足によって押される。そうすると、反対側が押し出され、ラインが崩れてしまう。また、裾の広いマーメイドラインでは、新郎を近接して立たせたら、裾を広げるスペースがなくなる。

新婦のドレスによって、新郎の立ち位置は変わる。当たり前なのだが、これを出来るようにするためには、さまざまなドレスの撮影をするという経験が必要だ。カメラマンを、すぐに一人前にしたい会社としては、不都合なのだ。
これは、いくつかの見本を見るだけでも、見抜くことができる。新郎新婦が常に中央に立っていたら、失格だ。ドレスの幅によって、新郎新婦の立ち位置は変わるからだ。立ち位置を変えないと、ドレスの端が切れるか、切れないようにまとめるか、あるいは、新郎の側にスペースができるようになってしまう。
質問に対しては、次のような答えが帰ってきたら失格。
 ↓
「みなさん、長いトレーンは、後ろ側にまとめて撮影されてますよ。」
これも、会社の都合を、顧客に押し付けているだけだ。
同様に、「スタジオが狭いので…」という言い訳もある。
たしかに狭いスタジオは多い。
しかし、回避する方法は、いくつかある。
代表的な回避方法を三つ挙げよう。

a、別の場所(チャペルなどで)撮影
  これなら、トレーンを後ろに長く伸ばして、撮影することができる。ライティングをする必要がある。
b、集合写真用のスタジオで撮影。
  これなら、後ろには流せなくとも、横に流して撮影することができる。背景が必要になるし、ライティングの変更も必要だ。
c、トレーンを立ち位置の前側に取り回して撮影。
  この場合、撮影場所を変える必要はないが、取り回してもドレスのラインを崩さない技術が必要。見よう見まねで形だけ真似すると、ドレスのラインが崩れる。ちゃんとやってるの見ると、「腕立て伏せやってんの?」というツッコミを入れたくなることは間違いない。

したがって、次のような回答が返ってきたら、合格。
 ↓
(三つの見本を示しながら)「あいにくスタジオが狭くて、スタジオ内では後ろに広げての撮影はできないのですが、三つの方法がございます。いずれがよろしいですか?」

3、「緊張しやすいんですけど、どうやって声をかけていただけますか?」

これこそが、最も難しい。
集合写真にも共通する技術だが、最終的な目標だと言っても良いだろう。それほど、経験と訓練が左右する。
その技術を持っているかどうかを問う質問だ。
  
この質問に次のような答えが返ってきたら、失格。
 ↓
「みなさん、緊張されますよ。」
答えになってない。
この技術に自身がある会社の場合、撮影時の声かけを映した動画や音声を見本として持っている。
それを見せてもらうと良い。なければ、失格だ。
新郎新婦に大笑いをされてしまうと、皺が増えたり、目が細くなりすぎたり、歯茎が見えたりしてしまう。かといって、緊張してカチコチに固まった表情では、NGだ。
凛とした澄ました表情でも、そこはかとなく幸せが感じられるような澄ました表情がある。
笑顔でも、微笑みから、もう少し笑顔、ぐらいにコントロールできるのが、ちゃんと鍛錬したカメラマンだ。
だが、現実は、これをできるまでの鍛錬を積んでないカメラマンがほとんどだ。会社としては、できるだけ早く一人前にしたいから、こういう鍛錬は後回しにされてしまう。おまけに一人前にしたあとは、研修する時間もとれないので、そのままになってしまう。
次のような答えが返ってきたら、合格。
 ↓
「撮影する際の、カメラマンの様子を、録画(録音)したものがございますので、ご覧下さい。」
ご覧いただければわかるが、一般の方や、普通のプロカメラマンとは、ぜんぜん違う。“まるでスイッチが入ったか”のように切り替わるので、わかりやすい。
ポイントは、何を話しているかではない。
ご注目いただきたいのは、声質、呼吸、間合いの取り方、表情、所作だ。
お客様を自分の世界に引き込むような、カリスマ性がある。
いずれにしても、この鍛錬には、それなりの期間の経験と訓練が必要だ。あまりに若かったら、その時点で、失格だと思ってもいいぐらいだ。

以上、結婚式写真を綺麗に撮ってもらう方法について三点述べた。
これら全てを満たすことは、難しいかもしれない。
しかし、これらの質問をするだけでも、その会社に所属する第一線級のカメラマンに撮影してもらえる。少なくとも、研修中のカメラマンに撮影されることだけは、避けられるはずだ。

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