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デザインがよくなる「格差表現」の法則 アート・エンターテイメント

中途半端なデザインの原因は格差の不適切な表現にある

一般的に紙面のタイトル(表題)は大きく、中見出しはすこし小さく、本文にあたる文章はさらに小さく、一番小さく表現します。表題は内容全体を、見出しは続く下位の内容を要約して代表しているので、表現も内容の大きさに合わせて表現します。表現格差の程度は内容によります。量販店のチラシならば、品数の多さをくくる表現が必要です。表題は特大の大きさ、強さになります。書籍では内容はひとつで、多数のページがありますから、見出しがチラシのときよりも多少弱くても内容は伝わりますので表題を含めた見出し同士の格差は小さくなります。つまり、表現格差は伝えたい内容の種類と数に連動します。
格差表現は画像などでも大きさで表現できます。大きなものは重要なものを表現しています。大から小へ自然の流れです。格差は配色でも表現できます。其の場合、配色数を少なくします。注目させる配色を数箇所に限定して視線を迷わせません。さらに位置でも格差を表現できます。上のものは強く、下のものは弱い印象になります。伝えたい内容の性格から表題や見出しの格差表現を決めますが、中途半端ではいけません。表題や見出し同士の表現格差は、主になる文章と比較して目に見える差異がなくれはいけません。格差表現が中途半端だと、どの内容が強調されたか、どれが重要かが分からず受け手を迷わせます。

解説

かたまり同士あるいは其の中でも、重要度の差異書体の大きさうぃ含めた強弱、位置、配色によって反映・表現します。
組み単位同士では、同じ階層になる要素の格差表現は同じにします。迷っていろいろな格差表現を使うと紙面に統一感がなくなるばかりか、受け手を惑わせます。見た目の差異が確実に分かるように格差表現の数を少なくすると、分かりやすくなるだけでなく、見ためのリズムも生み出せます。

■ポイント

  • 格差は内容を代表している
  • 中途半端に格差を表現しない
  • 表現は媒体によって格差のつけ方が異なる
  • 配色による格差表現もあるが、色数を多くしない
  • 格差表現は位置でも表現できる
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