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宝石の撮影テクニック−石の透明感を強調する方法 その他

商品撮影もしくは物撮りといわれる撮影の中で、貴金属や時計の類は比較的撮影が難しいと言われています。
宝石のカタログ用の写真ならともかく、ブログやオークション用の写真なら、ちょっとした工夫で
比較的簡単に撮影することができます。

今回は、宝石の付いた指輪を例にして、撮影のちょっとしたコツやテクニックを紹介してみます。
宝石の撮影撮影するとき、まず何を綺麗に見せたいのか、もちろん宝石のキラキラした輝きを表現したいですよね。
ですが普通に撮影すると、このキラキラとした輝きは写し込まれません。

例えば、こちらの写真は、宝石のついた指輪を普通に撮影したものです。


撮影はデジタル一眼レフに焦点距離50mmのマクロレンズを使用しています。
撮影のときの照明は指輪の左側からこちらの記事で紹介した写真電気工業の RIFA-F40×40を当てて、
指輪の右側に白レフ、指輪の上下に写し込み用の白画用紙を敷いて撮影しています。

写真を見ると分かると思いますが、そこそこ綺麗には取れていますが、どうも石の輝きが表現されていません。
実は宝石の輝きというのは、宝石の中に入った光が内部で幾重にも屈折して外に飛び出すことにより、
あの独特のキラキラとした輝きに見えるのです。

従ってRIFA-Fのようなソフトボックスで拡散された光では、指輪そのものは綺麗に写せるのですが、
宝石の内部に入る光は弱く、また均等に照らされてしまうため、キラキラとした輝きがうまく写せません。

では、どうするか。最初の写真とは逆のことを行えばよいのです。宝石に強い光を一方向から当てて、
内部で反射させれば綺麗に写せそうです。
そこで、今回使用したのが、市販のLED式の懐中電灯(1Wタイプのかなり明るいタイプ)、
特に高輝度タイプの白いLEDは、蛍光灯の光とも比較的相性がよく、変な色被りもしにくいようです。

ただLED式の懐中電灯を、そのまま照射してしまうと、石だけでなく指輪にも光が当たってしまうので、
ソフトボックスの柔らかい光が台無しになります。そこで、黒い画用紙で円錐状の筒を作って、
先端に被せることにより、光の当たる範囲を非常に狭くしました。写真の用語では、これをスヌートというそうです。


円錐状の先端の開口部は1cm程度にしました。これを宝石の部分だけに当たるようにセッティングします。
次の写真は撮影の様子を後ろから見たものです。


カメラの横にある黒い筒が、LEDの懐中電灯に被せたスヌートの先端部分です。

次にカメラの真上からの様子です。


LED懐中電灯は市販のクリップで固定しています。この写真ではスヌートの先端と指輪が離れていますが、
実際の撮影では、もう少し指輪に近づけて撮影していました。

なお、LEDの懐中電灯を宝石に照射するときは、照らしたときの影が背景に写らないように気をつけましょう。
今回は指輪を真上から俯瞰で撮影しているので、水平に近い角度で宝石をかすめるように照らしています。

このようにして撮影した指輪の写真がこちらです。


石の周りの花びら状の物も綺麗に写っていますが、宝石だけを比較しても、輝きが違うのがお分かりになると
思います。このように宝石を撮影するときは、拡散された光だけでなく、スポット状の強い光を当ててみると、
より宝石が光り輝いて見えると思います。

LEDの懐中電灯を当てるときの角度や場所は宝石の種類やカット、あるいはカメラとの位置関係によって、
一概にどこが良いとは言えません。ファインダーをのぞきながら、いろいろと試してみてください。


引用元URL: http://delightauctions.blog95.fc2.com/blog-entry-134.html

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