暗記の方法
とことん暗記する、というのはどういうことか。
それは、何も見ないで思い出せるようにすることです。
それって普通の暗記やん、と思うかもしれませんが、ここでいう「何も見ない」というのは、本当に何も見ないんです。
通常、覚えているかどうかをチェックする時、
ホスロー大帝はビザンツ帝国の( )帝と抗争した
→ユ ス ティ ニ ア ヌ ス帝!
で、覚えた!となります。
これを( )内だけでなく、一文を暗記します。
( )
で、ホスロー大帝は〜 を覚えます。
何も見ずに言えれば暗記完了です。
ここで、もう少し範囲を広げてみましょう。
では、
「後漢の滅亡について」
という題で暗記してみます。(参照:山川、詳説世界史)
この位に範囲を広げると、全文暗記は少しきついです。
そこで、キーワードのみを拾います。
1、党コの禁
2、豪族の勢力拡大
3、黄巾の乱 ← 張角、184年、太平道
4、魏に滅ぼされる (220年、曹ヒ)
これくらいを何も見ずに書ければ大丈夫でしょう。
後のつながりは、何度か目を通しておけば、それほどむちゃくちゃなことにはならないはずです。
ここまでくれば、もう一歩。
「後漢の再統一について」
ここまで範囲を広げてみます。
要領は同じ。キーワードを何も見ずに書ける様にします。
時間的には、書いて覚えるのとあまり変わらないでしょうが、費用対効果で見ると、こっちの方が有効かと思います。
何より、この方法で覚えてしまうと、論述にめっぽう強くなります。
「後漢の対外政策について述べよ」
などと出た場合、後漢について暗記した時にキーワードは覚えているので、大筋は絶対に外すことはありません。
大学入試の歴史系科目の論述であれば、この方法で覚えておくと、
論述の練習はほとんどしなくて大丈夫かと思います。
実践するのに必要なのは根気!
まぁ、それが大変なんですが。。
引用元URL: http://jzt.blog86.fc2.com/blog-entry-28.html