あなたの言葉はナイフ?/効果的な子供の叱り方[2]
あなたが子供に投げかけている言葉は、“ナイフ” となって、子供の心を傷つけてはいませんか?
ここから私の体験を元に、実際にどういう言い方をすれば、子供が傷つく “心理的虐待” とならず、
成長を助ける “しつけ” ができるか、考えていきたいと思います。
なぜその言い方がふさわしくないのか、その理由と一緒に見ていきます。
普段なにげなく子供に言っている言葉が、これらに当てはまるかどうか、ぜひ考えてみてください。
例1:他の子はみんな自転車に乗れるのに、あんたはまだ乗れないの?
[×な理由]自分だけが出来ず、劣っていると思い込む。
[○な言い方](例) 自転車に乗れると、いろんな所に行けて楽しいね。
早く乗れるように、一緒に練習しようね。
例2:やっぱりあんたはダメね。
[×な理由]自分はダメだと、言葉通りに受け止める。絶対に言ってはいけない言葉の代表例。
本人の存在を否定する言葉は言ってはいけない。
[○な言い方]具体的になにがいけないのか、その行動について正す言い方に代える。
また、いけないことをしたら後で言うのではなく、その場ではっきりと理由を説明して
言い聞かせることが大切。
例3:あんたは要領が悪い。
[×な理由]これも本人の存在を否定している言葉。
[○な言い方]どうしたら “要領よくできるのか”、具体的に説明するべき。
抽象的に『要領が悪い』と言われても、子供にはどうしたらよいか分らない。
次の記事を読む→ 効果的な子供の叱り方[3]しつけと虐待はここが違う
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