その他ノウハウをみんなで自由に編集し合える!

フグ毒 その他

春になりましたねー。この辺りではすでに葉桜になり、田植えを行なってます。
さて、今回はトラフグに関するベーシックな所、毒について書こうと思います。

 テトロドトキシン

 フグ毒は、ご存じの方もいらっしゃるでしょうがテトロドトキシンと言われております。
 ここでは、化学式等めんどくさいことは書きませんのでウィキペディア等で調べてください。
 テトロドトキシンを他に持つ海産生物の例としては、ツムギハゼ(皮膚、内蔵、生殖巣、筋肉)、
 ヒョウモンダコ(中腸線 、後部唾液腺)、カブトガニ(卵巣)、スベスベマンジュウガに(全体)などがあり、
 他にも一部のイモリやカエルなども同じ毒を持っています。

 なんで毒をもつの?

 現在の最も有力な説として、ビブリオ・アルギノリティカス、ビブリオ・ダムセラなどの海洋細菌が毒を産生し、
 食物連鎖によりフグに蓄積されると推測されています。が、2005年に佐賀の嬉野温泉がふぐ肝特区を厚生省に
 申請したが却下されました。理由として、申請地区での養殖データ不足と底生生物からくる食物連鎖が
 毒化メカニズムであるだけでは、フグの毒化機構の解明に至っていない点です。これは、毒の餌を与えたフグでも、
 毒化していない魚や量の違いを解明できていない点を指摘しています。
 つまりは、未だによく分かっていないということです。

 しかし、フグ毒については文献等からいくつかの仮説があります。
 危険を感じると皮から毒を放出して外敵を撃退する。
 雌が雄を引きつけるためのフェロモン様物質として利用している。
 産卵した卵を外敵から守る。
 毒を持つふぐは、寄生虫に対する抵抗力ができる。
 などなど。

 自然界のふぐにとっては、テトロドトキシンは恐らくは無くてはならないものなのでしょう。
 一方で、養殖トラフグには毒がないと言われています。やはり餌の違いでしょうか。
 うちのフグも餌と養殖形態の違いから、恐らくはないであろうと思われます。フグの肝臓は体重の約10%を
 占めています。それが今まで廃棄していたものが可食部となれば、ゴミを減らせるし、売り物となるし
 一石二鳥なのですがね。

 とりあえず怪しいものは食べるな

 TTXは神経毒であり、神経や骨格に存在するNa+チャネルを阻害し、運動神経麻痺により呼吸困難となります。
 呼吸困難ですよ。かなり苦しいはずです。毎年、フグ毒であたる人は後を絶ちません。それは、やはり魚を扱う側の
 知識不足が主な原因でしょう。フグの種類を間違えたり、肝を提供したり、両性トラフグの白子(卵巣?)を出したり。 
 食べて死んだら、なんにもなりません。

 トラフグは、唯一さばくのに免許がいる魚です。なまじ中途半端な知識は非常に危険ですので、
 ちゃんとした専門料理屋さんに行くことを強くお勧めします。
 


けれども、トラフグに関わるすべての人たちのためにも、フグの毒化のメカニズムを早く解明していただきたい
ものです。では、またの機会に。


引用元URL: http://optimafoods.blog29.fc2.com/blog-entry-14.html

関連ノウハウ

このノウハウを評価する

評価、コメントするにはサービスに登録してください。

サービス登録をする

コメントを見る

コメントするにはサービスに登録してください。

サービス登録をする

この記事を通報する

ノウハウを書く