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日常生活で磨く車の運転技術 ~同乗者の快適さとその他諸々のために~ 

はじめに

同乗者が酔いにくい運転、とはどういうものなのでしょうか。
そこから始まり、いろいろと調べたり試したりしてみて、現在自分自身が実践している方法を紹介したいと思います。普段の街乗りや通勤などの中で運転技術を鍛えることができます。
1. ブレーキを極力使わない
2. 一定速度を保つ
3. マンホールを踏んだり避けたり
4. ラインを意識する
5. 横Gを意識する
結果的に燃費や維持費にも好影響をもたらしていると思います。

1. ブレーキを極力使わない

エンジンブレーキ(アクセルペダルの踏み具合による速度調節)は基本的にフットブレーキ(足で踏む、一般的に言うブレーキ)より挙動がマイルドです。積極的に使っていきましょう。
交差点以外ではブレーキを踏まないように心がけます。目の前の車も見つつ、なるべく遠くの交通状況を観察しながら運転します。慣れれば、マニュアルシフト車(またはCVTなどのセミオートマモード)だと、車の列の中で峠道の下り坂をアクセルコントロールのみでいけるようになります。
フットブレーキを使わないということはブレーキパッドの磨耗も軽減できるので、維持費軽減にも貢献したりします。

2. 一定速度を保つ

アクセルコントロールの練習です。主に高速道で行います。まあ速度を一定に保つだけなのですが、厳密にやるとかなり難しいです。頻繁にメーターをチェックし、目標の速度から一瞬たりとも1km/h以上はずれないようにします。
勾配やカーブの影響をアクセルの微妙な加減でぴったり一定速度に保ち続けるのです。同じ道でも、風や乗車人数によってアクセル量は変わります。
1km/hというと自分の車ではメータの半目盛り分ですが、私はそれ以上、針の下から目盛りが顔を出さないのを目標にしています。

3. マンホールを踏んだり避けたり

運転している車のタイヤの位置を把握する練習です。道路上にあるマンホールを踏んだり避けたり、タイヤ半分で踏んでみたりします。効能はいろいろあるのですが、わかりやすいものとしては、道路上の障害物を避ける時の安全性が向上します。

4. ラインを意識する

道が車の幅より少しでも広ければ、そこにはライン(車の中心が通過する線)が存在します。これを常に意識しながら走ります。
一冊でよいのでドライビングテクニックの本を読んでみることをお勧めします。具体的なラインがたくさん載っています。速く走るためのラインは、車体やタイヤに負担をかけないラインでもあります。低速であっても、車内の揺れが少なくなるのが実感できます。
まずはラインのみから入り、慣れてきたらブレーキングポイントでエンジンブレーキを使うようにすると、驚くほどスムーズに走れます。レーサーになるわけではないので厳密にトレースする必要はありません。大体こんなものかなあ、くらいで十分効果があります。

5. 横Gを意識する

運転をしていない同乗者が不快に感じない横G(横向きに押し付けられる力)は、加速するときの後ろ向きのものだけだと思います。
不快感を軽減するために、横Gがなるべく一定になるようにします。
加速や減速時には踏み込み量を滑らかに変化させて、加速度を一定に保つようにします。
信号などで停止する時、がくんと止まるのはやめましょう。ブレーキは徐々に緩めていくのですが、スピードが落ちるのに合わせてブレーキを踏む力を急激に抜いていき、完全停止する時にはほとんどブレーキが効いていないようにします。放物線のようなイメージです。
カーブを曲がる時には、まずブレーキングで前方に荷重がかかり、次にハンドルを切ることにより左右方向に変化、そして曲がり終わって加速することで後ろ向きへ変化します。なるべくこの荷重の量を一定に、向きの変化を滑らかにします。同じ強さの横Gが、前方から滑らかに斜め前方そして横を経て後方に、円を描くように変化させます。いわゆる”コップの水をまわす”というものです。実際にダッシュボードにコップを置くと危険度が急上昇するので脳内コップくらいにとどめておきましょう。

終わりに

自分自身が昔から結構酔いやすく、運転によっては5分もしないうちに気分が悪くなります。でも全然酔わない運転もある。この違いはなんなのだろう。自分も他人を酔わせない運転ができるようになりたい。そんなところから始まっています。
あくまでも練習方法であり、特効薬ではありません。しかし、地道に練習していれば、ある時「私は酔いやすいのに君の運転は全然酔わないよ」などと言ってもらえることでしょう。

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