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子どもが育つ“父親術” 聞き分けのない時は(2) 家族

前回に続き、子どもを制止する場面についてお話しします。

(2)「静かにしなさいって言ってるの、分からないの?」
   〜疑問形に注意〜

無意識に使ってしまうこともある“疑問形”の表現ですが、
その中には、答えのわかっていることをわざわざ疑問形で
言っていることも多くありませんか?

言われたことを言葉通り受け取る子どもとのコミュニ
ケーションには、そういった「答えのわかっている質問」
は適していません。

「ボールが窓に当たったら、どうなると思ってるの?」

「誰?テーブルの上にオモチャを散らかしたのは!」

このような言い方の他にも、

「そんなことして良いと思ってるの?」

「そうしたら危ないって分からないの??」

などの“反語”も、「答えの分かっている質問」という意味では
同じです。

言うまでもありませんが、もともとの趣旨は

「そんなことをしては良くない」
「そうしたら危ないと分かっているはずだ」
「だから、やめなさい」 など。

これらの思いをこめて、思いが強いからこそ、つい“疑問形”
を使って言ってしまっています。

大人だったら、このような疑問形の表現で言われても
相手の意図が分かるので、

「そうですね、ちょっと危なかったですね。すみません」

と返事することも可能でしょう。

ところが子どもは、これらの投げかけを文字通り
「質問された」と受け止めます。

質問への答えは、
「良いと思っていない」
「危ないって分かってる」

ただこの答えは、直前の自分の行動を正面から否定する
内容です。
そのため子どもは自分で自分を否定することを強要されているよ
うな、追い詰められた気持ちになるばかり。
行動を改めるどころではなくなってしまいます。

そんな時の代わりの言い方は、疑問形を直して

「そのやり方だと危ないよ」

となります。
ですが、さらに欲を言えば、子ども自身が考え、判断する領域を
広く残すために“危ない”という表現も使わずに言いたいところです。

例えば

「振り回してる棒が赤ちゃんに当たりそうになってるよ」

「家の中には、ボールが当たると壊れやすいものが
 いっぱいあるね。窓ガラスもそうだね」

などなど。

ちょっとした言葉遣いの違いではありますが、子どもの
側の受け取るものは大きく異なることも少なくありません。
ちょっとだけ意識して、気をつけてあげてくださいね。


(3)「他の子を見てごらん。誰も騒いでないでしょ!」

   〜他人を引き合いに出して良いの?〜

改めて「他人を引き合いに出してはいけない」と言われれば、
皆さんは当然のことと思われるかも知れませんね。
でも、残念なことに、時折耳にすることがあるのも事実です。
周囲の子、兄弟姉妹、ひどい時には親自身の子どもの頃が
引き合いに出されることさえあります。

もちろん“比較”というものの見方自体は、良いことでも
悪いことでもない、ただの“技術”です。

ただ、子どもを他人と比較することは、良くない影響が多く、
注意が必要です。


・他人と比較する(特に比較して悪い所を見つける)
 行動習慣を植え付けてしまう

・人と違うことは無条件で悪いことだという考え方を
 染み込ませてしまう

・別の場面で、親は人と同じことを良しとしない
 ――他の子と同じオモチャを欲しがった時など――
 ので、親が二重基準を使うことになり、
 『親の言うことは信用に値しない』というメッセージに
 なってしまう

・子どもに
 「他人と比較されている」
 「兄や姉と同じにならないとダメなんだ」
 などの意識を持たせてしまう

これらを考えると、子どもを褒める時も他人との比較を
使うのは控えた方が良いと分かると思います。

叱るにしても褒めるにしても、他人と比較することは
「存在を無条件で認める」のとは正反対の接し方になって
しまいます。


なお、これには代わりになる言い方はありません。
“言い方”ではなく“考え方”の問題ですので。。
敢えて言えば、前述の「存在を無条件で認める」ことを
気に留めておければよいのでは、と思います。
(参考:006号「存在を認める」とは言うけれど。)
→006号


引用元URL:http://papakuro.blog56.fc2.com/blog-entry-13.html

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